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複雑時計

天文表示

暦や天体を表示する時計

天文表示時計

天文表示機構は、天体の様々な動きを表示する機構です。今日その実用性はほとんど無くなっていますが、製作者の卓越した技術を表わすものと言えるでしょう。

ルネッサンス期に作られた携帯時計は、14~15世紀に作られた天文表示クロックから多大な影響を受けています。さらにこれらの天文時計も、前時代のアストロラーベ(天体儀)や機械式カレンダーが基になっています。時計に分針が付くようになる17世紀後期より以前、時間、日付、曜日とそのシンボル、月とその長さ、ムーンフェイズ、月齢、黄道十二星座などを表示する携帯時計が既に作られていました。このような天文時計は17世紀のヨーロッパや中近東において、科学者や神秘学者たちにもてはやされていました。当時は天体の仕組みやその動きの研究、さらにそれが人間や自然に与える影響を研究する占星術が盛んだった時代です。

今日では、天文表示機構はウルトラコンプリケーション・ウォッチなどに見られます。天体の複雑な動きを表現するこれらの機構には、科学技術と人類の叡智を凝集されています。その内容を挙げてみると、恒星時、均時差、日の出入り時刻、星図、月の位置、ムーンフェイズ、日食や月食の起こる時期、地球から見える天体の様子、至点(夏至と冬至)、分点(春分と秋分)、季節と対応する星座、などです。尚これらの内容は、地球上のある1点を基準として作られています。

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