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複雑時計

デッド・セコンドとインディペンデント・セコンド機能時計

時間を計測する時計

インディペンデント・セコンド機構のクローズアップ

クロノグラフの先駆的機構をして挙げられるのが、18世紀に登場したデッド・セコンドとインディペンデント・セコンドです。これらの機構は時間を計測する事は出来ますが、まだゼロリセット機能は備えていません。

秒あるいは秒以下の時間を表示する機構は、比較的早くに登場しています。1720年、ジョージ・グラハムは1秒毎に振動する振り子を用いて、秒針が1秒を4分割して表示する機構を開発しました。輪列の歯車に直接秒針が取り付けられるようになるのは18世紀後半になってからです。この頃になると、時間を計測するために秒針だけを止められる機構が模索され始めます。

まずは秒針の動きを1秒毎に止める機構が生まれました。それが1754年にフランスのジャン・ロミリーが発明した「デッド・セコンド」時計です。この機構はディドロとダランベールの「百科全書」にも解説されていて、センターセコンド針が1秒毎にジャンプします。そして1776年、ジュネーブのジャン‐モイズ・プーゼ が「インディペンデント・セコンド」機構を発表しました。これは時間を表示する輪列とは別に秒針駆動用の輪列を持ち、秒針の動きだけを任意にストップ/スタートさせられる機構です。しかしこの機構では秒針のリセットが出来ないため、時間を計測するにはスタートした時間を覚えておかなければいけません。19世紀になるとリセット機構が発明され、今日我々が良く知っているクロノグラフが誕生します。

 

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