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クォーツ時計

機械式時計の動力として用いられるゼンマイの能力はほぼ限界に達し、19世紀後半になると大型時計の動力に電気を用いる開発が進みました。

1934年に作られたクォーツクロックは、既に地球の自転周期の変動を特定できる精度に達していましたが、これが腕時計のサイズになるには小さな電池の登場を待たねばなりませんでした。


電気式時計からクォーツ時計へ

1945 〜 1949

サミュエル・ルーベンとフィリップ・ロジャース・マロリーが初めて腕時計に用いる電池を開発しました。この円柱型の水銀電池はボタン程度のサイズで、寿命は約12ヵ月でした。

ジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテン、ウィリアム・ショックレーがゲルマニウムを用いたトランジスタを開発しました。しかし高額で効率性が悪く、腕時計に搭載されるレベルになるのは1960年頃の事です。

リップ(フランス)とエルジン(アメリカ)のエンジニアが共同で電気式腕時計のプロトタイプを製作しました。両社が作ったものは構造こそ違っていましたが、どちらも電池を含めた電気回路、コイル、マイクロコンタクトを搭載したものでした。この時計は従来のテンプとヒゲゼンマイを利用したもので、機械式時計並みの精度を実現しました。その5年後には商品化されています。

ブローバのエンジニア、マックス・ヘッツェルがスイスで音叉腕時計の特許を申請しました。

レオン・アト社がフランスでトランジスタを利用した時計の特許を申請しました。

ブローバのマックス・ヘッツェルが音叉腕時計のプロトタイプを製作しました。

1959

アメリカのエンジニア、ジャック・セイント・クレール・キルビーが2月6日に集積回路の特許を申請しました。彼は集積回路の発明者とされていますが、より安定したものをロバート・ノイスが同時期に発明しており、その後の発展の基礎となったのは後者でしょう。

1953年の特許技術を基に、ブローバが音叉腕時計アキュトロンを発売しました。電池から回路に電気が伝えられ、直流電流を交流電流に変換しています。これによって従来のテンプに置き換えられた音叉が振動します。

気式時計の精度が機械式クロノメーターの精度に達しました。

音叉腕時計がそれまでの記録を全て破りました。クォーツの懐中時計が機械式時計の精度を越えました。

テンプとヒゲゼンマイを利用した電気式腕時計ダイノトロンが発売されました。

スイスのヌーシャテルにある電気時計研究所(CEH)が、初のクォーツ腕時計ベータ1のプロトタイプを製作しました。この時計は翌年の1967年のクロノメーターコンテストに出品され、機械式クロノメーターの12倍、音叉時計の6倍の精度を実現しました。

ハミルトンがLED表示を備えたクォーツ腕時計パルサーを発表しました。

エボーシュ社が音叉腕時計モサバを発表しました。

12月25日、セイコーが1年で1分の誤差というクォーツアストロン35SQを東京で発表しました。